それでは、マッピング・フィルタの設定値の探し方を説明します。
「出力範囲」の設定は
比較(小)=-1
比較(大)=1
で決め打ちです。
(アドバンス本p.123 (6)のとおり。)
問題は「入力範囲」で、とりわけ比較(大)の値が重要です。
まず、「入力範囲」の比較(小)の値を0にします。
一方、比較(大)の方は(前の投稿で書いた「シーンのスケール」によりけりですが)とにかくデカい値、たとえば1000とかにしておきます。
この状態でテストレンダリングしてみると、海面全体がほとんど表面材質1(=泡の材質)で覆われている筈です。
この時の状態は、
ID:1647の図で言えば、a=0, b=1000になってます。
つまり、水深0の波打ち際から、水深1000Vue単位になる遥か沖合いに向かって、海面の質感は徐々に表面材質1から表面材質2にグラデーション変化している筈ですが、
表面材質2に完全に置き換わるポイントbがあまりに遠すぎるので、実質的に海面全体が表面材質1で覆い尽くされているように見えてるワケです。
で、この遥か沖合いにある表面材質2の出現ポイントを、徐々に波打ち際に向けて引き寄せながら、テストレンダリングを繰り返します。
比較(小)は0のまま、比較(大)の方を1/10ずつ小さくしていきます。
今回は最初に1000を入れましたので、次は900,その次は800,,,とだんだん小さくしながら、その都度テストレンダリングして確認します。
(テストレンダは海面の変化が確認できれば良いので、小さい画面サイズで、プレビュー以下の品質設定で、もちろん最後までレンダリングする必要もありません。なので1回のトライアルにかかる時間はせいぜい10秒もあれば済むと思います。)
但しシーンに比べて比較(大)に入れる値が大きすぎると、上記の手順を10回繰り返して、比較(大)=100になっても、相変わらず海面全体が表面材質1で覆われたままかもしれません。
その時は、今度は比較(大)の値を、100の1/10ずつ縮めながら、更にテストレンダを繰り返します。(90, 80, 70,,,と)
比較(大)の値を1000から始めて、最適値が10以下だった場合は、テスト試行に20回以上かかってしまいますが、上に書いたとおり1回の試行にかかる時間は10秒程度ですし、最初のうちは1/10でなく1/5くらいどんどん距離を縮めていっても大丈夫でしょう。
なので全体で数分もあれば適正値周辺まで辿りつけると思います。。。多分(^^;
おおまかな値が決まったら、あとは比較(小)比較(大)でそれぞれ数値を微調整しながら、気に入った海岸線になるまで設定を詰めていきます。
ちなみに、アドバンス本p.123の図4-48では、比較(小)=-8.77ナニガシと、0以下の値が入れられてます。
これは先の図で言えばaの値がマイナス、つまり、水面が表面材質1で100%覆われるポイントが、波打ち際より更に陸地側にある、ということを意味します。
言い換えれば、波打ち際においても表面材質1(=泡)に100%覆われているのでなく、いくらかは表面材質2(=海水)の質感も併せ持つように設定している、というコトです。